未来は変えられるか
  


「それが――きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」

不可思議なタイムスリップで三ヶ月先から戻された依田いつかは、

これから起こる“誰か”の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと“放課後の名前探し”をはじめる―― (上巻帯から抜粋)

 『名前探しの放課後』(辻村深月/講談社)

誰かのために走るということを、いとおしく思える物語です。
読後は登場人物ひとりひとりのことが好きになる。みんないい子!
そして料理がおいしそうなんだ……じゅる。

こんなものを描いておいてアレなんですが、辻村さんの作品読んだことありませんって方には
まず「子どもたちは夜と遊ぶ」「スロウハイツの神様」あたりをオススメします☆
(このふたつは私が特に好きな話なので!)
余裕のある人はデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」から、既刊順にどうぞ。




(2008.06.21)




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